原料のこと・保存料のこと その1 その2

その2 無添加化粧品ではありません

無添加化粧品ではありません

ゼノアの基礎化粧料は「本来の肌がもつバリア機能を保つ」という考えのもとに設計されています。

たとえばクリーム。皮脂は天然のクリームであって、化粧料としてのクリームは皮脂の代用品であると考えるから、当然腐ることを承知で酸化する油を使用します*1。そのためには必要最低限の保存料を使用しなくてはならなくなります*2

のびや感触がいい原料があっても、皮膚の常在菌のことを考えます。だから、冬には固くて使いにくいと言われることもあります*3。その一方でメイクの種類によっては、それらからしっかりとお肌を守ることを優先させたほうがいい場合もあるでしょう。「肌が本来もつバリア機能を守る」ことを考えて、お客様自身が状況に合わせて必要なものを選んでいただくことも大切なことだと思います。

合成ポリマーや腐らない原料を基剤に選ぶことで、保存料・香料を入れない無添加化粧料は作れます。でも、「皮膚のしくみに忠実であること」、これが基礎化粧料の一番の基本と考えています。

*1 クリームはなるべくヘラをお使いいただき、冷暗所に保存していただくことをお勧めいたします。
*2 現在ゼノアが使用している成分は長く使用され安全が確認されている中で良好なものを選択し、また使用に制限があるものは基準値の1/10を目標値として製造しています。
*3 ご使用時に手のひらで温めてからお使いいただくとやわらかくなります。

その1 原料を選ぶにあたって

美しさの原点手作りでつくるということ