小澤王晃 (おざわ たかあき)
1908年京都府舞鶴市生まれ。ゼノア創設者。(財)日本評論家協会会員・美容科学評論家。 いまでは美容の常識となった皮膚の生理にかなう「酸性化粧水」を提唱。皮膚の再生現象を応用した「剥離性パック」などを開発。化粧品に含まれる合成界面活性剤の毒性を指摘し、独自の鹸化法による化粧品を製造開発。柿の葉に含まれるビタミンCに注目し柿の葉茶を製造。1980年死去。
【著書】
『柿の葉っぱ』 (東京美容科学研究所) 1962年 / 『美容教室』 (東京美容科学研
究所) 1969年 / 『美しくありたい人のために・美容教室』(小澤王春との共著・柿の葉会)
1969年 / 『シミになやむかたに』 (東京美容科学研究所教育部) 1970年 / 『百涯昏迷記』
(柿の葉会) 1971年 / 『肌は改造できる第一巻』 (柿の葉会) 1981年 / 『肌は改造できる第
二巻』 (柿の葉会) 1983年
【小澤たかあきの言葉】
美容と健康につながる正しい食生活を身につけ、優れた品質の化粧品を選ぶ目を養う。そのことを毎日の生活に生かしていけば、皮膚の入れ替え作業をうながし、本来の美に導くことができるのです。肌をより美しくするというのは、肌に栄養や薬を与えることではな
い。「古きを捨て、新しきを生み、そして保護する」、これが美容の科学なのです。
・ 化粧品とは皮膚の健康を助け、それを維持させるものでなくてはならない。
・ 健康な皮膚は健康な体から、健康な体はバランスの取れた食生活から。
・ 化粧品は綿のシャツである。
小澤王春 (おざわ たかはる)
1938年東京生まれ。慶應義塾大学工学部修士課程修了。大学での研究生活を経て、父小澤王晃の後継として化粧品の研究開発に入る。美容科学評論家。株式会社 東京美容科学研究所代表取締役社長を歴任。美容師の全国組織「柿の葉会」で美容科学の勉強会を主催する。
「化粧品(頭髪化粧品も含む)とは、肌をしっとりさせたりするような化学的なものではなく、基本的には皮膚や髪を物理的に補強するもの」という観点から研究開発活動に取り組み続ける。また、合成洗剤の主原料であり、化粧品の近代化を可能にした合成界面活性剤の毒性を約30年にわたって一貫して主張してきた。
【著書】
『悪魔の化粧品』(柿の葉文庫) 1978年 /『それでも毒性化粧品を使いますか』(メタモル出版) 1993年 / 『私たちはたまごのカラ!?』(学陽書房) 1993年 / 『良い化粧品 悪い化粧品』(経済界) 1995年 / 『髪は石けんで洗いなさい』(経済界) 1996年 / 『素肌美人になる方法』(学陽書房) 1996年 / 『あなたの茶髪が危ない!!』(メタモル出版) 1997年 / 『素肌大敵! 洗顔フォームは捨てなさい』(経済界) 1997年 / 『正しい化粧品が美肌をつくる』(経済界) 1999年 / 『化粧品毒性判定辞典』(メタモル出版) 2001年 / 『きれいな肌でいたい! 化粧品をどう選ぶ?』(学陽書房) 2001年 /『化粧品成分辞典』2003年 / 他
【小澤たかはるの言葉】
父は人間の肌の研究と、その生理に見合う化粧品の開発に生涯を捧げました。それを私が受け継ぎました。肌は人間の身体の一部分にすぎませんが、生命を守る大切な役割をしています。装うよりも前に美容の基本を知ること、父も私も、それを伝えたいのです。「いつまでも若く いつまでも美しく 生きがいある人生」―――
それがゼノアの求めるものです。
・ 美容についてウソはいわない、妥協しない。
・ 誇大広告はしない。
・ 物品販売を目的とした指導はしない。